バックグラウンド別おすすめの応用情報技術者試験参考書
こんにちは。やるかやられるかチャンネルです。
今回は以下の動画でもご紹介した個人個人のバックグラウンドに合わせた応用情報技術者試験の参考書を紹介いたします。
Youtubeでの紹介はこちらです
ひとえに受験者と言っても理系の情報系出身だったり、文系だったり、はたまたIT企業で何年か務めた経験がある人と、色んなバックグラウンドが存在するため、
全員この参考書でOK!という訳ではありません!
そこで今回は、受験者のバックグラウンド3パターンに合わせた午前試験・午後試験の勉強法・参考書について整理しました。
ぜひ参考にしてください。
バックグラウンドの3つのパターンについて
まず初めにバックグラウンド3つのパターンについて紹介します
パターン1
完全なIT初心者です
具体的に言うと、以下のような人が該当します
- 大学が情報系でない
- プログラミングしたことない
- 「クライアント/サーバシステム」と聞いてポカーンな人
パターン2
ITの基本的な知識は備わっているけれども、IT試験の形式など含め不安な人
具体的に言うと、以下のような人が該当します
- 情報系の学部でITへの知識はあるけど情報系の資格の勉強はしたことない
- 前にITパスポート・基本情報を受けたけどしばらく時間が経ってしまった
パターン3
基本情報資格試験合格レベルの人となります
具体的に言うと、以下のような人が該当します
- 基本情報に合格して間もない人
- 基本情報に合格はしていないものの、50点代後半とかでほぼ合格に近い知識を持っている人
では早速各パターンに合う参考書を見ていきましょう
パターン別おすすめの参考書
パターン1/ 午前
えーーー、実はこのパターンの人におすすめの参考書は、、、
ないです
と言うのも、IT初心者の状態で応用情報技術者試験は受けることはあまりおすすめしません。
理由としては
- 初学者に対しては難易度が高く、3~4回ほど試験を受ける覚悟が必要
- 受かるように勉強しても、ITの知識を身につけると言うよりひたすら暗記するような学習になってしまいもったいない
ということが挙げられます。
このパターンの方はぜひITパスポートや基本情報技術者試験を受けて基礎をしっかり固めてから、応用情報を受験することを推奨します。
パターン2/ 午前
すぐ理解できるオールカラー ニュースペックテキスト 応用情報技術者
情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集
徹底攻略 応用情報技術者教科書
パターン2の人たちはこちらの参考書がおすすめとなっております。
というのもこれらの参考書には共通して
用語解説→例題→解説
と言う流れの構成になっております。
この方式が、重要なところをピックアップして効率的に学習できるようになっており、すでにITの事前知識がある人にとってはぴったりの構成だと感じました。
また、問題数も多過ぎず少なすぎずという文量だったため、これを一周して残りは過去問を解く、と言うのが最短ルートだと思います。
パターン3 / 午前
パターン3の方のオススメ参考書は...
ないです!
パターン3の人は既に基本情報合格レベルの知識を有しているため、いきなり
過去問道場で過去問を解きまくるのが最も効率が良いです!
基本情報の知識があれば、「一回も聞いたことない」または「解説見てもよくわからない」と言うものはほぼなくなっていると思います。
全て理解できてなかったとしても、過去問を解きながらそこを解消していくベースはできておりますので、わざわざ参考書を買うまでもなくこの方法で良いと考えます。
期待させてすみません!しかし自信を持って過去問道場を進めてどんどん得点をあげていきましょう!
パターン2〜3 / 午後
応用情報技術者午後問題の重点対策
午後の参考書に関しては、パターン2〜3の方共通でこの参考書がオススメです!
理由として、こちらの参考書は実際の過去問に基づいた形式・内容で出題されていますが、その出題方法の1番の良い点が1問1問が過去問より短いことです。
過去問の問題は1問の量が多く、スキマ時間などに学習することが難しいですが、この参考書は1問のボリュームが過去問よりも少ないため、電車での移動中などのスキマ時間で学習することができます。
また、応用情報の午後試験は基本と異なって記述式になるのですが、この本には記述式特有の解き方のテクニックというものも掲載されています。問題文の中から正解を抽出してくる部分など、合格には必須のテクニックが満載です。
過去問のポイントを抽出して学べるこの参考書は午後試験に最適な一冊だと思います
まとめ
ざっと整理するとこんな感じです。
自分はどのパターンでどういう風に進めたらいいのかを確認してみてください!
今回はバックグラウンドに合わせた応用情報技術者試験の参考書をご紹介しました。
具体的な勉強法や押さえておくべき問題などをYoutubeチャンネルの方でも公開してますので、ぜひ参考にしてみてください。
バックグラウンド別おすすめの基本情報技術者試験参考書
こんにちは。やるかやられるかチャンネルです。
今回は以下の動画でもご紹介した個人個人のバックグラウンドに合わせた基本情報技術者試験の参考書を紹介いたします。
Youtubeでの紹介はこちら
以前、私たちのブログで基本情報技術者試験のおすすめの参考書を紹介させていただきました。
しかし、ひとえに受験者と言っても理系の情報系出身だったり、文系だったり、はたまたIT企業で何年か務めた経験がある人と、色んなバックグラウンドが存在するため、
全員この参考書でOK!
という訳ではないことに気づきました。
そこで今回は、受験者のバックグラウンド3パターンに合わせた午前試験・午後試験の勉強法・参考書について整理しました。
ぜひ参考にしてください。
バックグラウンドの3つのパターンについて
まず初めにバックグラウンド3つのパターンについて紹介します
パターン1
完全なIT初心者です
具体的に言うと、以下のような人が該当します
- 大学が情報系でない
- プログラミングしたことない
- 「クライアント/サーバシステム」と聞いてポカーンな人
パターン2
IT初心者ではないけど不安の方が多い人です。
具体的に言うと、以下のような人が該当します
- プログラミングやったことはあるけどシステムとかよく分からない
- 情報系の学部だけど情報系の資格の勉強はしたことない
パターン3
ある程度情報知識の基礎が固まっている人
具体的に言うと、以下のような人が該当します
- 基本情報をある程度勉強した人
- ITパスポートを持っている人
- IT企業で2,3年くらい働いたことがある人
では早速各パターンに合う参考書を見ていきましょう
パターン別おすすめの参考書
パターン1/ 午前
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
こちらの2つの参考書はITの用語・考え方・試験問題の解き方 について、分かりやすいイラスト付き丁寧に説明されています。
2つの本の特徴として、前者のキタミ式は会話形式で説明がされているので、イメージが湧きづらいIT用語でも入ってきやすく、とにかくわかりやすいです。
後者の栢木先生の方は緩めのイラストに加えて、日常生活と絡めた例え話が書かれており、比較的早くしっかり知識を定着することができることが魅力です。
パターン2 / 午前
ニュースペックテキスト基本情報技術者 2020年度版春期秋期/TAC株式会社
うかる! 基本情報技術者 [午前編] 2021年版 福嶋先生の集中ゼミ
こちらの2つはパターン1の参考書よりも各用語などの説明が少なくなっている代わりに内容が薄く、参考書を1周終わらせるまでの時間が短く済むようになっています。
また、参考書の形式も
用語説明→例題→解説
というサイクルになっており、問題を時ながら理解を進めていることが可能です。
試験には不安があるものの、ITに対してそこまで不安を感じない人はこちらの参考書で効率よく進めることをお勧めします。
パターン3 / 午前
パターン3の方のオススメ参考書は...
ないです!
と言うのもこのレベルの方であれば、基本情報の午前は過去問道場で問題ないないので、わざわざ参考書を購入する必要はないです。
期待させてすみません!しかし自信を持って過去問道場を進めてどんどん得点をあげていきましょう!
パターン1〜3 / 午後
基本情報技術者午後試験対策書(2021) 情報処理技術者試験対策書
午後の参考書に関しては、パターン1〜3の方共通でこの参考書がオススメです!
理由として、こちらの参考書は実際の過去問に基づいた形式・内容で出題されていますが、その出題方法の1番の良い点が1問1問が過去問より短いことです。
過去問の問題は1問の量が多く、スキマ時間などに学習することが難しいですが、この参考書は1問のボリュームが過去問よりも少ないため、電車での移動中などのスキマ時間で学習することができます。
過去問のポイントを抽出して学べるこの参考書は午後試験に最適な一冊だと思います
まとめ
ざっと整理するとこんな感じです。
自分はどのパターンでどういう風に進めたらいいのかを確認してみてください!
今回はバックグラウンドに合わせた基本情報技術者試験の参考書をご紹介しました。
具体的な勉強法や押さえておくべき問題などをYoutubeチャンネルの方でも公開してますので、ぜひ参考にしてみてください。
GitLabを使用したCIの構築とSlackとの連携
CI環境の構築
Flutter Projectで作成したUnit,Widget,Integrationのテストコードを.gitlab-ci.yaml
に記載することで、gitにpushしたときやMergeした時にテストが動くように設定します。
image: openjdk:8-jdk variables: ANDROID_COMPILE_SDK: "28" ANDROID_BUILD_TOOLS: "28.0.2" ANDROID_SDK_TOOLS: "4333796" stages: - build - test - deploy UnitTests: stage: build script: - pwd - ./unit_test.sh tags: - mac-ci-runner WidgetTests: stage: test script: - ./widget_test.sh tags: - mac-ci-runner IntegrationTests: stage: deploy script: - ./test.sh tags: - mac-ci-runner
この時、.gitlab-ci.yaml
を実行するRunnerを実行しないと、実行した際にflutter : command not found
となってしまうため、RunnerをflutterコマンドがインストールされているMac上に構築する必要があります。
その方法は、GitLab CI RunnerをMac上に構築する
の記事をご参照ください。
以上の設定を完了するとCICD > Pipelines では以下のようになり、テストが実行されていることが分かります。 (本当はPush,Merge,tag pushの時などで実行するテストを分けたかったのですが、それは次回取り込みます)
テストの結果をSlackに通知させる
次にGitlabとSlackの連携を行います
Slack側の設定
Slack APIにアクセスし、MessagingのIncoming Webhooksを選択。
Create your Slack app に遷移し、
アプリ名
を設定し、通知させたいチャンネル名
を選択する (まだSlackのアプリなどでワークスペースを作成していない場合は、この段階で作成しておく)作成が完了すると該当のアプリの画面に遷移するので、Activate Incoming WebhooksをONに設定し、Webhook URLをコピーしておく。ここでSlack側の設定は完了
GitLab側の設定
- 対象のプロジェクトのSettingsのIntegrationsに遷移する。
- 遷移先のページのSlack notificationsに遷移する。
- ページ内で通知の対象としたい契機を選択する。
- Test settings and save changesを選択すると無事設定完了です。この段階で前項で設定したSlackのチャンネルに通知が行きます。
まとめ
以上でアプリのCI設定が完了しました。 テストが失敗した際も通知が行くので、テスト実行に時間がかかって、他の作業に取り掛かっている時などは便利ですね。
【ITパスポートとは?】 試験の概要・難易度・勉強方法についてまとめてみました
ITパスポートは年間応募者数が10万人を超える人気資格です。
今やIT業界でなくともITパスポートの取得を必須化している企業もあるため、「どんな試験なの?」「いきなり取れって言われたけど、自分にも受かるようなものなの?」といった声を聞く回数が増えてきました。
そこで今回はそれらの声に応えるべく、試験の概要や難易度、おすすめの勉強方法についてまとめてみましたので、ぜひご覧いただければと思います!!
ITパスポート試験とは
ITパスポート試験は独立行政法人 IPA(情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験の一区分であり、
“ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格”
です。
経済産業省が設定しているITスキルレベルでは、ITパスポートは"1"に相当するため、基本情報技術者試験(ITスキルレベル2)や応用情報技術者試験(ITスキルレベル3)取得への第一歩目の試験と言えます。
ただし基本情報技術者試験や応用情報技術者試験が技術者向けの試験であるのに対して、ITパスポートはIT利用者向けの試験であるため、現代の情報社会に生きる我々にとって"取得しておいて損はない資格"です。
ITパスポートの試験概要
ITパスポートはCBT(Computer Based Testing)方式、つまりパソコンで実施される試験で、以下が実施概要です。
受験料:5,700円(税込) ※2022年4月から7500円となるため受験はお早めに!!
試験日程:〜3ヶ月後までであれば好きな日程を選択可能
試験時間:120分
試験方式:四肢択一式(4つの選択肢の中から1つ選ぶ方式)
試験問題数:100問
内訳)
ストラテジ系(経営):35問程度
マネジメント系(管理):20問程度
テクノロジ系(技術):45問程度
合格基準:全体で約6割以上、各分野(ストラテジ、マネジメント、テクノロジ)約3割以上。
※IRT(項目応答理論)という採点方式のため単純な正答率ではない。
試験難易度・勉強方法は?
気になる試験難易度についてですが、ハッキリ言って"IT未経験の方でも独学で1ヶ月以内に合格可能なレベル"です!!
勉強方法は人によって様々ですが、王道と思われるものをお伝えすると、
- 自分に合った参考書を用意する(これじゃないと駄目というようなものはなく、イラストのテイストなどで気に入ったものでOK)
- 参考書をざっと一周読んでみる(あまり時間をかけすぎず、すんなり頭に入らない部分は飛ばしてOK)
- 読み終わったら過去問道場で過去問をひたすら解いてみる(数百問!!)
以下に我々も使用したオススメの参考書と勉強方法を解説した動画のリンクを貼っておいたので、ご参考にしてみてください。
オススメの参考書
ITパスポートの勉強方法
おわりに
上述しましたが、ITパスポートはITを利用者全ての方に向けたものであり、ITサービスがなくてはならない存在となった今、受けておいて損はない試験です。
この試験をきっかけにITに興味を持った方は、続けて基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を受けてみてはいかがでしょうか。
我々のYouTubeチャンネルでは、ITパスポート試験だけでなく、基本・応用情報技術者試験についてや、その他IT関連の動画(時には全く関係ないものも…)をUPしていますので、もしよろしければそちらもご覧いただけると幸いです。
ご一読いただきありがとうございました!!
大手IT企業勤めの僕たちがおすすめする基本情報技術者試験参考書
こんにちは。やるかやられるかチャンネルです。
今回は以下の動画でもご紹介した基本情報技術者試験のおすすめ参考書3選をご紹介します。
基本情報技術者試験のおすすめ参考書3選
①キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
こちらは「キタミ式イラストIT塾」シリーズの基本情報技術者試験版。イラストが多く会話形式で説明がされているので、イメージが湧きづらいIT用語でも入ってきやすく、とにかくわかりやすいです。ITについて始めて勉強するIT初心者の方や、過去問を見て挫折した方に特におすすめの一冊です。
②イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
こちらもイラストが多い「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生」シリーズの基本情報技術者試験の参考書です。緩めのイラストに加えて、日常生活と絡めた例え話が書かれており、比較的早くしっかり知識を定着することができることが魅力です。
③基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
上記2つとは異なり、ある程度基礎知識が身についている人や、とにかく問題を繰り返し解いて学習したい人におすすめの参考書です。直近3回分の過去問を含む、合計19回分の演習が収録されています。
まとめ
今回は基本情報技術者試験のおすすめ参考書3選をご紹介しました。
具体的な勉強法や押さえておくべき問題などをYoutubeチャンネルの方でも公開してますので、ぜひ参考にしてみてください。
アジャイル開発を始める第一歩の書籍厳選2冊を紹介
こんにちは!やるかやられるかチャンネルです!
今回はアジャイル開発をする上でおすすめの本を2冊紹介して行きます!
はじめに〜アジャイル開発とは〜
アジャイル開発について「短い期間で繰り返し開発をするものなんでしょ〜」や「ドキュメントとかあまり作らないんだよね!」とか「ウォーターフォール開発より凄い開発手法なんでしょ!」というように認知している人が多いかもしれません。
もちろん上記は大きく間違ってはいません。
しかし、アジャイル開発というのはアジャイルソフトウェア開発宣言に記載されている通り、1つの定められた開発のやり方ではなく、本当に価値のあるソフトウェアを作るための1つマインドセット(開発を進める上での考え方)に過ぎません。
情報処理推進機構が掲示している資料のp.5にも同様の誤解を解くような記載が、分かり易く書いてありますのでぜひご参照ください。
アジャイル開発を始めるためにおすすめの本
早速アジャイル開発の着手におすすめの本を紹介します
以下が厳選の2冊です!
アジャイルサムライ
カイゼン・ジャーニー
どんな人におすすめの本か
今回紹介している本は以下のような人におすすめの本です。
1つでも当てはまる場合は、一読の価値があると思います!
●アジャイル開発を始めよう
●アジャイル開発のPJにこれから参加するぞ
●アジャイル開発進めてみたけどあまり理解してなくて上手く出来ていない
●アジャイル開発が何かは大体わかっているけど現場で上手く適用できていない
逆に以下のような人にはあまり向かないかもしれません。今回紹介する2冊のノウハウは既に備わっている可能性が高いです。
●アジャイル開発についてはある程度の知識があり、既に人に教える立場である
●アジャイル開発で使われる手法・ツールについてより深く知りたい
おすすめするポイント
アジャイルサムライ
この本の良いところ
が網羅的に書いてあるだけでなく、アジャイルマスター(先生役)に教えを乞う形で分かりやすく面白く説明が記載されています。また、分かりやすく書かれているものの、その説明は本質を捉えており、「アジャイル開発とは何か?どんなことをするのか?」を理解する上では1つの最適な本になります。
こんな時に便利
まずは上述もした通り、アジャイル開発とは何かを全く知らない状態から、アジャイル開発を実施していく時に読むべき本となります。また、アジャイル開発が始まった後であっても、
といったシーンでも辞書のようにして使うこともできます。
カイゼンジャーニー
この本の良いところ
こちらの本は、実際に問題が発生している開発現場において、アジャイル開発の考え方を導入して改善していく様子を小説のような形式で学んでいくことができます。
開発現場で発生している問題は、実際に何かしらの開発現場を経験したことがある方は「あるある!」と頷いてしまうような状況となっており、机上で学んだアジャイルの方法論を、実際の現場でどのように適用していくといいのかがリアルな描写で記載されています。
また、アジャイルサムライで紹介したようなアジャイル開発で用いるフレームワークも紹介も補足でされており、アジャイル開発初学者でもこの本1冊で概要を理解することは可能です。(しかし個人的にはアジャイルサムライと合わせて読んでいただくことがお勧めです。)
こんな時に便利
アジャイル開発が何かは大体わかっているけど現場で上手く適用できていない...
という時に読んでいただくのが良いと思います。
アジャイルサムライを読んだ人はきっと「アジャイル開発が何かはわかったけど実際に現場に導入するのは難しそう...どうすればいいか分からない...」という疑問が頭に浮かぶかと思いますが、その疑問に対するアンサーが記載されている本と考えていただくのが分かりやすいです。
読んだ結果どのように行動すればいいのか
これらの本を読んだら、次に取るべきアクションは様々ですが、最初にご提示したような
来月から〇〇プロジェクトでアジャイル開発をするぞ!君もそのプロジェクトに入ってくれ!
という状態の人であれば、ひとまず
これらの本で読んだことを実践しようとしてみる
これが最も重要です。カイゼン・ジャーニーの主人公も、最初は誰に評価されずともまず一人で改善に取り組んでいました。
勝手がわからないかもしれませんがやり方に不正解はありませんので、ぜひカイゼンする歩みを止めないことを一番大事に進めてください。
次に、
この本をチームの他のメンバーにも紹介する or この本を読んで考えた目指したい姿をメンバーに共有する
ことをお勧めします。
なぜかというと、アジャイル開発はチームメンバ1人1人が自己組織化されていることが重要になるため、この本を読んだ貴方一人が「チームをアジャイル開発の理念に則ってこう改善したい!」と意気込んでも、チームメンバーがその思想を理解していないのであれば、アジャイルなチームとしてうまく機能するのは残念ながら難しくなってしまいます。
そのため、本の紹介や考えの共有をすることで、チームがある1つの方向を目指して一緒に歩んでいけるようになると思います。
おわりに
アジャイル開発は決して、今までのウォーターフォール開発より優れた銀の弾丸というものではありません。
しかし、現在の世の中の潮流にあった開発手法であることは間違いないと思います。
今回紹介した2冊を読んでいただいた上で、アジャイル開発を今までの開発と全く違うものと思って気負うのではなく、少しずつの改善をしていくぞ!という気持ちでぜひ気軽に学んでみてください。
あざした!